高宮庭園茶寮 本日オープン
福岡市南区の都市公園 “高宮南緑地” 内に、
新施設「高宮庭園茶寮」がオープンしました。
「高宮庭園茶寮」は、レストラン、茶房、迎賓館、ミュージックホール等を有する、
お越しいただく全ての方々にゆったりと時間を過ごしていただくための施設です。
都市公園 “高宮南緑地” も開園時間内であればどなたでもお気軽にご利用頂けます。
施設として使用する建物は、「筑豊御三家」の一つである貝島炭坑の創設者貝島太助氏の末弟である
貝島嘉蔵氏が大正4年に自ら設計に関わり建設されたと言われており、現在は福岡市の指定文化財に指定されています。
数奇屋造りや書院造りが施され、現行の法規制では実現できない壁が少ない造りゆえの開放感があり、
雁行型に配置された各棟の全ての部屋は陽光が差し込み、のんびりと庭園を臨むことができる空間になっております。
建築から100年の時を越え、貝島嘉蔵氏がこだわり抜いた邸宅は、
地元に愛され受け継がれてきた歴史と凛とした空気感、文教にも精通した高宮という土地で新たな時を刻みます。
レストランでは自然の恵みを最大限に生かす「九州里山キュイジーヌ」を提供します。
海にも山にも恵まれた九州の厳選された素材を用いて、日本ならではの出汁・茶などの食文化を大切にしながらも、
和食のみならずフレンチなど様々な技法を調理に取り入れた料理です。
レストランとして使用する大広間は、本格的な書院造りが施され、壁が少ない設計となっているため、
障子を開けると庭園と一体化するような開放的な空間となっております。鳳凰の透し彫りや、
渦と波を表現した欄間、外の景色が揺らいで見える手作りガラスなどはそのまま保存されております。
また、高級武家などでしか使用されることがなかった当時の高級和紙を使用した“表具壁”のお部屋で
お食事をお楽しみいただきます。
自然に囲まれ静かに歴史を重ねてきた建物で、
そこに集う方々が語り合い新たな賑わいをもたらす空間とサービスを提供いたします。
是非ご利用くださいませ。